経営の核心

機械式時計で世界一のパテック・フィリップ社



泉田ツアーでスイスに行った時の体験です。この時のテーマは「世界一から学べ」という
ものです。とにかく「何かで世界一」の企業や人から、何かを感じ、学びたいと思い参加しました。

機械式時計で世界一の技術と実績を持つと言われるパテック・フィリップ社の時計博物館を訪問した時の体験です。

パテック・フィリップ社は、ねじ巻き式の時計で最高級の技術をもち、以前売った時計は、全ていつでも修理できる体制を維持していると聞きます。

また、設計から始め、デザインや駆動部分の開発まで、すべてのラインを自社で行う数少ない時計メーカーなんだそうです。他社のほとんどが、デザインと販売だけで、駆動部分は下請けにやらせるこのご時世に、その逆を実践しているとか。

さらに、今でも「人手」で作成している為、腕時計1個が最低70万円くらいからという超高級時計メーカーです。その会社の時計博物館に行ったのですが、、、、


まず、イメージビデオを見せられ、1850年代から始まる時計のコレクションの数々を半強制的に見せられます。専属のガイドもついてとにかく「すごい」「すごい」「すごい」と来場客に感じさせる展示のオンパレードです。


おお、さすが世界一の超高級時計メーカーは、こうやって価値アップのイメージ戦略をやっているんだ!!

と勝手に納得していました。が、、、、

しかし、どうも違うような気がしてきました。ツアー主催の泉田先生から指摘されて気付いたのですが、「価値アップの直後に、売り込みがない」のです。


マーケティング的には、「価値アップ」は、販売数と単価を上げる為の手法なんで、その直後、できるだけ時間の経過が少ないウチに「売り込み」が入るのが常套手段なんです。そうしないと、わざわざコストをかけて「価値アップ」した意味が無くなってしまいます。

 ところが、まったく「売る気」が感じられない。

さらに、「すごい」「すごい」と感じた大半の時計は、よくよく考えて見ると、「技術者の趣味・道楽」で「ここまで出来るんだぞ、どうだすごいだろう!」というモノが多く、あまり実用的ではなかったように思い始めました。

 と言うことは、、、、

世界一の技術メーカーに成るには、「お客の事は考えない」というか「実用には縛られない」という発想が重要なのかもしれないと感じ始めました。

要するに「お客が喜ぶ」のではなく、「自分が喜ぶ」のを作るのが、特に手作業での技
術ナンバーワンを維持する秘訣なのかもしれないと思い始めました。


◆ パテック・アズ・ナンバーワン


このパテック・フィリップ社の経営戦略は興味深い部分が多々あります。

機械式時計の次の主流であったクオーツに行かなかった。

お客の事などまったく考えずに、自己満足とも言える技術での1番に固執した。

その結果、「操業以来販売した全ての時計を永久保証対象に出来ている(有償か無償かは別の話)」「最低70万円からの時計しか販売していない。」というポジションをつかむことが出来た。

これらを総合的に見ると、パテック・フィリップ社の強烈なオンリーワン戦略が見えて来ました。

機械式時計にこだわり、他のモノには見向きもせず、その代わりマーケットを世界に広げ、最低単価をメチャメチャ上げて、数少ない超高級品をヨーロッパだけでなく、後から出てきた中東や中国や東南アジアを含む世界の金持ちに提供する作戦です。

その為には、時計博物館には二流の企業がやる「売り込み」があってはいけなかったのだと思いました。

時計博物館の役目は、技術・歴史・格式すべての面において大金持ちを満足させ、「パテック・アズ・ナンバーワン」と深く印象付ける事だけだったのです。


この考え方は、「何が売れているか」はあまり気にせず、「自分の得意なモノ」に集中し、マーケットを全国に広げ、良いお客を獲得する。という手法を選択する際に、非常に参考になります。

この方法は、「何が売れているか」という商品探しの悩みから事業者を解放し、自社の得意な点で勝負する事を可能にします。パテック・フィリップ社から学べる事は非常に大きいと感じました。








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